炊きたてのごはんのふっくらとした香り。
その中でも「コシヒカリ」は、粘りと甘みのバランスが絶妙なお米として、日本中で愛されています。
そんなコシヒカリを、もっと美味しく炊くための“水加減のコツ”を、やさしくご紹介します。
コシヒカリはやわらかく粘りが強いお米。だからこそ、水を多く入れすぎると、べちゃっとしてしまうことがあります。
いつもの水位線よりほんの1ミリほど少なめを目安に炊いてみましょう。少しの違いで、口の中でお米が立つような、ほどよい弾力が楽しめます。
《おいしいお米のメカニズム》
ご飯は酵素が働いて、ショ糖と低分子の炭水化物、デキシトリンに分解されます。これがピカピカのツヤ(光沢)に結びつきます。 甘みはアミノ酸たっぷり食べ飽きない後味、のどごしの良いグルタミン酸、アスパラギン酸が含まれているからです。
お米を研ぐときは、ぬかの混ざった濁り水をお米に吸わせないように、最初の数回を手早く行うのがポイントです。(ざる、ボールを使用して洗うと早くに水を切ることが出来ます。)
最近は精米の技術が進んでいるため、力を入れて何度もこすり洗いする必要はありません。
やさしく洗ってあげることで、コシヒカリ本来の甘みとツヤが引き立ちます。
炊飯器のスイッチが切れたら、すぐに開けずに5分~10分ほどそのまま。この時間が、ふっくらしたお米を仕上げる大切なひと手間です。
蒸らしが終わったら、熱いうちに(95℃位で)しゃもじで空気を含ませるように切るように手早く混ぜてみてください。(余分な水分を飛ばしましょう。)お米一粒一粒がつややかに輝き、まるでお店のような仕上がりに。
コシヒカリは、日本人の食卓にぴったりのお米。その特徴を少し意識して炊くだけで、「今日のごはん、なんだか美味しいね」と家族の笑顔が増えるはずです。
水加減・洗い方・蒸らし方・ほぐし方。たった四つのコツで、日々のごはんが“ときめく一杯”に変わります。